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アニメ

【映画感想】ザ・シンプソンズ MOVIE〜さすがの伏線回収!笑って泣ける傑作のアニメ映画

2019年8月18日

私が大好きなアメリカのアニメ、ザ・シンプソンズ。
作品初の映画化が、今回感想を書くこちらの「ザ・シンプソンズ MOVIE」です。

2007年に公開された映画ですが、元のアニメ作品が好きということもあり、未だに5回以上観てしまう傑作。
何度観ても笑えてちょっと泣けちゃう、大好きなアニメ映画。

私は元アニメを知った状態で観ていますが、アニメと繋がりはない一話完結なので、元アニメを知らなくても楽しめる映画だと思います。

記事ラストに一部ネタバレを含む感想があります。お気をつけください!

人気アニメが初の映画化「ザ・シンプソンズ MOVIE」

ザ・シンプソンズはアメリカの長寿アニメ。
今は日本では(おそらく)放送されていませんが、かつてC.C.レモンのCMキャラクターにも起用されていましたよね。
黄色い肌が印象的なシンプソンズ一家。アニメでは、その一家の日常が描かれています。

ファミリーを中心に展開する笑える長寿アニメということで、「日本でいうサザエさんがポジション的に近い」という例えをよく目にしますが、サザエさんと違ってザ・シンプソンズはちょっと(めちゃくちゃ)ブラックなコメディー

そのため「ブラックな感じを受け入れられる方は大好きに。受け入れられない方は無理」というように、好みは大きく分かれると思います。

ブラックな例としては……とあるアニメのワンシーンでのこと。
アメリカらしくシンプソンズ一家はキリスト教徒なのですが、主人公のお父さん・ホーマーがトラブルに陥ったとき聖書を慌てながらパラパラめくり「この本なにも役に立つこと書いてないよ!」なんて言っちゃうような感じ。
こういう感じのブラックさがOKであれば、アニメはもちろんこの映画も間違いなくハマるはず。

しょっぱなから最後まで、ザ・シンプソンズを堪能できる映画でした。

映画情報

ザ・シンプソンズ MOVIE(THE SIMPSONS MOVIE)

初公開:2007年7月21日 
監督: デヴィッド・シルヴァーマン
国:アメリカ
上映時間:1時間27分
配給:20世紀フォックス映画
関連サイト:ザ・シンプソンズ MOIVE /FOX

主な登場人物

  • ホーマー・シンプソン
    主人公。原子力発電所で働くおバカでダメダメな、シンプソンズ家の大黒柱。
  • マージ・シンプソン
    ホーマーの妻。常識人に見えるが、友達がおらずたまに様々な依存症になることも。
  • バート・シンプソン
    シンプソンズ家の長男。「悪魔」と呼ばれるほどイタズラ好きな10歳の少年。
  • リサ・シンプソン
    シンプソンズ家の長女。8歳にしてとんでもない秀才で、大人びているがたまに子供らしい一面も見せる少女。
  • マギー・シンプソン
    シンプソンズ家の次女で末っ子。まだ赤ちゃんなのに、とんでもない身体能力と知能を持っている。

映画化の際に声優の問題も…

実は日本での映画公開の際、日本放映版は普段のアニメとは異なる声優さんがキャスティングされました。

ザ・シンプソンズのアニメを観続けたファンにとっては、かなりのガッカリポイント……。
しかし、現在発売されているDVDなどではオリジナルの声優さんバージョンも楽しむことができるんです。

私もまた、オリジナルの声優さんが演じるザ・シンプソンズの大ファンの一人。
普段は海外の映画を字幕で観る派ですが、シンプソンズは日本語のアニメで観続けたため、このオリジナル声優さんによる収録は大変ありがたかったです。

元からオリジナルでやってほしかったな、という気持ちもありますが。。

ストーリー

アメリカの郊外スプリング・フィールドに暮らすシンプソンズ一家。
ある日、ホーマーが独断でブタをペットとして飼い始めます。

そんな中、世界では「環境を守ろう」という活動が活発。
湖上でライブを行なっていたライブ中に、汚染された湖の水でステージが溶かされ、有名バンドマンが犠牲になってしまうほど環境破壊は進んでいたのです。
環境を守るため、町の住人たちはゴミ拾いなど積極的に行います。

ところがホーマーがとったある無責任な行動から壊滅的な環境破壊が起こってしまい、スプリング・フィールドは絶体絶命のとんでもない危機に陥ることに。

人々の怒りを買ったホーマーは、一家全員でアラスカへ逃亡しますが……

映画を見た感想

極力ネタバレを含まない感想と、ネタバレを含む感想は以下。

ネタバレなしの感想

アニメ同様、社会風刺あり・パロディありでブラックユーモアたっぷりのストーリーですが、さすが映画化ということだけあり壮大な展開が待っています。

ホーマーのダメダメっぷりがなんと地球規模、そして活躍っぷりも地球規模!

笑いあり涙あり、ダレることなくテンポよくハイスピードに進み、あっという間の87分間でした。
そしてザ・シンプソンズと言えばアニメでも「伏線回収」がとにかく見所。

張り巡らされた伏線を綺麗に回収するのは、さすがの一言。

家族の絆も素晴らしい。
こんな家族素敵だな、と憧れる一方で、いざホーマーが自分の父親だったらとにかく大変だろうなと思います。笑

以下、ネタバレを含む感想です。

ネタバレありの感想

ゴミ捨て禁止とされる湖に、「ドーナツ売り切れちゃうのが嫌で時間がないから」という超身勝手な理由でブタのフンがいっぱい詰まったタンクをポイ捨てするホーマー。そのせいで湖の環境は絶望的に。
「臭いものには蓋をせよ」の精神で、なんとアメリカ国家によってスプリングフィールドの町はドームで覆われてしまいました。

ホーマーが原因だと知った住民たちは大激怒。
そりゃ当然ですよね。笑

住民たちの怒りによって命の危険が迫るシンプソンズ一家は、マギーの活躍のおかげでドームから抜け出し逃亡。本当にマギーが優秀すぎて、何度観ても笑っちゃいます。
しかし当然逃げ出したことはすぐにバレ、指名手配されてついには家族からも「何やってるのよ!あなたのせいよ!」と見捨てられそうになったホーマー……
若干切ないような気持ちもありつつ、いややっぱりホーマーが諸悪の根源だからな〜と冷静な気持ちにもなりつつ、複雑な感情(というほど共感はしていないんだけれども)。

しかしなんとか絆を取り戻し(取り戻せるのがスゴイよね)、再びスプリングフィールドへ!
見捨てられたスプリングフィールドを国家が爆破しようとするのを救うわけですが、とにかく家族愛がアツイし、バイクでドームをぐるんと回るシーンは「こうきたか!」とちょっと感心。
逃亡中にちょこっと出たバイクで球体を回るところが最後につながるなんて、やっぱりシンプソンズは伏線回収が上手ですよね〜。

ホーマーのものすごい活躍にみんなも私もついつい笑顔……って、元凶はホーマーでしかないんですけどね。笑
マギーの活躍もものすごいです。作中で一番オトナな赤ちゃん、さすがでした。

そして、大統領がアーノルド・シュワルツェネッガーというのも笑っちゃいました。笑

一度も喋ったことのないマギーがついに初めて喋ったのが、この映画のラスト。「続編は?」という言葉。
すでに公開から10年以上経ちますが、続編本当に待ってます!

【PR】「ザ・シンプソンズ MOVIE」を視聴する

「ザ・シンプソンズ MOVIE」は動画配信サービスでも配信されています。

U-NEXT
hulu
Amazonプライムビデオ
Netflix

2019年9月11日現在、上記の表で「◯」がついたサービスで配信されていることを確認しています。
タイミングによっては「◯」と表記されていても配信が終了、または「−」と表記されていても配信が開始されている可能性があります。
最新の配信状況は各配信サイト(U-NEXT・Hulu・Amazonプライムビデオ・Netflix)にてご確認ください。

特に本作品を視聴する目的で各サービスに加入される場合は、必ずご自身でもお確かめいただくようお願いいたします!

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