キアヌ・リーブスが演じる、引退した映画と同名の「ジョン・ウィック」という元殺し屋によるアクション映画。
「カンフー」と「銃(ガン)」を合体させた「ガンフーアクション」が魅せる、バリバリのアクション映画です。
記事ラストに一部ネタバレを含む感想があります。お気をつけください!
ガンフーアクション映画「ジョン・ウィック」
2014年に公開された、アメリカのアクション映画。
引退した凄腕の元・殺し屋の復讐劇を描いたストーリーです。
キアヌ・リーブスが主演であり、製作総指揮も取りました。
特筆すべきはキアヌ・リーブス演じるジョン・ウィックによる、ガンフーアクション。
ガンとカンフーが融合された新しいアクションで圧倒的な強さを見せつけるジョンに、ワクワクする方も多いのでは。
映画情報
ジョン・ウィック(John Wick)
初公開:2014年10月24日
監督: チャド・スタエルスキー
国:アメリカ
上映時間:101分
配給:サミット・エンターテインメント
主要な登場人物
- ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)
主人公。元・伝説の殺し屋。 - ヘレン・ウィック(ブリジット・モイナハン)
ジョンの亡き妻。 - マーカス(ウィレム・デフォー)
ジョンの友人で殺し屋。凄腕のスナイパー。 - ヴィゴ・タラソフ(ミカエル・ニクヴィスト)
ロシアン・マフィアのボス。かつてジョンを雇っていた。 - ヨセフ・タラソフ(アルフィー・アレン)
ヴィゴの息子。かなり身勝手な性格。
ストーリー
裏社会で生きる人間誰しもが知る伝説の殺し屋がいました。
その名は、ジョン・ウィック。
彼は既に殺し屋は引退しており、表の世界へ戻って一般人としてひっそりと生きていました。
しかし幸せは長く続きません。引退するキッカケになった最愛の妻が病気で亡くなり、ジョンは失意の底に。
一度は希望をなくしたジョンですが、妻の遺したものから再び生きる希望を取り戻します。
そんな矢先、ジョンを伝説の殺し屋と思いもしないマフィアのボスの息子が、たまたま出会ってしまった彼の家を強盗。愛するもの、希望、全てを奪ってしまいました。
怒りに震えるジョン・ウィックによる復讐劇が始まります。
映画を観た感想
極力ネタバレを含まない感想と、ネタバレを含む感想。
ネタバレなしの感想
かなりシンプルな分かりやすいストーリーなので、深く考えずに見ることができる作品です。
冒頭ではマフィアのボスの息子たちがあまりにも酷いことをするので、復讐劇も爽快に見ることができました。
ジョンの強さは本当に圧倒的で、無駄のない動きでストイックに敵をなぎ倒していく姿はカッコイイです。
新しいアクション「ガンフー」は、ガンアクションの一瞬の戦いに加え、カンフーアクションのロマンあるアクションが融合したものなので、見応えがあります。
たった1人で大人数を倒していくアクションは、ハラハラしつつも少しワクワクしますね。
以下、ネタバレを含む感想です。
ネタバレありの感想
「ヨセフ・タラソフ、本当に許せない!」から始まったストーリー。
動物に危害を加えるだけでも怒るのに、数人でよってたかって……。
動物が大好きな私は、あまり周りに理解されないのですがこのシーンで涙が出ました。今はもう天国にいるけど、もし自分が飼っていた子達がこんな目にあったら、と考えてしまって。
本作の悪役は救いようのない悪役です。
悪役も実はちょっといいやつだった……なんてエピソードがあったら少し後味が悪いけど(そういうストーリー性ある映画も好きですが)、徹底的な「悪」というように描かれていました。
だから、シンプルなストーリーで純粋なアクション映画として楽しむことができます。
とはいえ、悪いのは息子。
親であるマフィアのボス・ヴィゴはもちろん、ジョン・ウィックのこと知ってるから「バカ息子!なんてことしてくれたんだ!」と大激怒。
それでも自分の子を守るために、絶対に負けると分かって総動員でジョンに戦いを挑むところは、親心を感じてちょっと胸が熱く……ってなったところで、追い詰められると息子の居所をジョンに教えて「結構簡単に教えるんかーい」ってツッコんじゃいました。笑
しかもその後、ジョンが復讐を終えた……ってところで、今度はヴィゴが「よくも俺の息子を!」と、ジョンの協力者マーカスを拷問の上に殺害……なんてやつだろう。
復讐は連鎖するものですが、強い意志を持って行動するジョンに対し、ヴィゴの行動はちょっと一貫性ないので、最初から最後まで敵側に一切の同情心なく観終えました。
私は本感想を書いている時点で既に2も観ているのですが、元殺し屋のジョン・ウィックはとにかく可哀想。
まぁ裏稼業に手を染めた人間の行く末としては、納得なのかもしれませんが……。
そんな孤独になってしまった彼に、ラストでまた新たな「相棒」が出来て本当に良かったです。
ひたむきに生きる小さな命と寄り添うことで、新たな生きる意味を見つけることができる。
一度失った希望を再び取り戻すことができる。アニマルセラピーに近いのかな?
動物への愛を感じる作品でもあります。
とにかく、また新しく守るものができたジョン・ウィックはより強くなるはず。
最新作「ジョン・ウィック:パラベラム」は、2019年10月4日公開です。
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「ジョン・ウィック」は動画配信サービスでも配信されています。
2019年9月10日現在、上記の表で「◯」がついたサービスで配信されていることを確認しています。
タイミングによっては「◯」と表記されていても配信が終了、または「−」と表記されていても配信が開始されている可能性があります。
最新の配信状況は各配信サイト(U-NEXT・Hulu・Amazonプライムビデオ・Netflix)にてご確認ください。
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