【映画感想】青鬼〜突っ込みどころ多数?超有名フリーゲーム「青鬼」の実写映画化作品

ホラー・パニック日本,ハラハラする,怖い

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学生時代、とあるコンテンツにはまっていて、暇さえあればパソコンの画面にはりついていました。そのコンテンツとはいわゆる「ゲーム実況動画」。

そのゲーム実況で大人気となったホラーのフリーゲーム「青鬼」が2014年に映画化。
かなり遅れを取りましたが、先日ふとホラー映画が観たくなり、ついに青鬼を観賞しました。

私の中の登場人物のイメージ、主役?である青鬼のイメージが結構違い、思わず突っ込みながら見てしまったB級ホラー映画です。

ホラー映画「青鬼」

日本の実況動画界ではレジェンドともなったフリーゲーム「青鬼」の実写映画
原作ゲームは、突如現れ追いかけてくる謎の怪物・青鬼からひたすら逃げて、洋館を脱出するというストーリー。

本作も閉じ込められた建物の中で青鬼が出現。脱出を目指すというストーリーではあるのですが……

登場人物はゲームには出てこないオリジナルキャラが二人。(主役たち)
その他ゲームにも登場するお馴染みの4人がいます。が、別人と思った方が良いです。
グロテスクなシーンがあるため、視覚的なスプラッタ系が苦手な方は注意。(PG12指定)

かなりの話題作だったため、公開当初は全国で9館だった規模がすべての劇場・すべての上映会が満席となり、最終的には全国80館までの拡大公開となったそうです。

映画情報

青鬼
初公開:2014年7月5日 
監督: 小林大介
国:日本
上映時間:1時間10分
配給:AMGエンタテインメント

主要な登場人物

●堀川杏奈(入山杏奈)
本作のヒロイン。転校生のシュンを気にかけている。

●シュン(須賀健太)
転校生。クラスに馴染めず悩んでいる。ゲーム作りが得意。

●ひろし(聖也)
変わり者のクラスメイト。

●卓郎(陳内将)
イケメンのクラスメイト。ただし性格に難あり。

●美香(古畑星夏)
卓郎と仲の良いクラスメイト。

●たけし(尾関陸)
ビビリな性格のクラスメイト。見た目はちょっとヤンチャ。

ストーリー

高校生の杏奈は、ある理由から転校生のシュンを気にかけています。

この日は河川敷で、シュンが作ったパソコンゲームをプレイしていました。閉じ込められた館から敵キャラクターの追跡を逃れるという、いわゆる脱出ゲームです。
クリアできなかったものの、杏奈はシュンに対して「こんなゲームが作れるなんて才能がある」と褒め、シュンもとても嬉しそうにします。

メンテナンスをするというシュンを残し、去る杏奈。
その後、入れ替わりでやってきた卓郎。楽しそうだったシュンの表情は一変します。
実は、卓郎は転校生のシュンに対していじめを行なっていたのです。

その後、2人は幽霊が出ると噂の洋館・ジェイルハウスへ。卓郎の仲間の美香、タケシ、偶然居合わせたひろしと館の中へ。それぞれ1Fの奥に進むもの、妙な物音が気になり2Fへ行くもの、バラバラに行動を始めます。
そしてシュンが気がかりで様子をうかがっていた杏奈も、こっそりと館の中へ。
すると突然、扉が勢いよく閉まります。開けようとしてもその扉は開かず、6人は館の中に閉じ込められてしまいました。
すぐに彼らは、この家にいる「何か」に気付くのですが……

映画を観た感想

まずネタバレなしの感想。

冒頭にも記した通り、私はこのフリーゲームの「青鬼」をもともと知っていました。
実況動画で何度も観たし、実際に自分でプレイしてみたこともあります。
青鬼はあまりに大人気で、一番最初のオリジナル以外にも様々なバージョンのものが作られるようになりました。
急に現れて、追いかけてくる青鬼に捕まったらゲームオーバー。ゲームの青鬼はとても単純明快なホラーです。
でもその純粋なホラーがとにかく怖くて、ハラハラして、この上ないゲームでした。
キャラクターそれぞれの特徴がしっかりあって、愛着が沸いたことも大きいと思います。

本作はキャラクターのイメージがかなり違っていたので、最初ものすごく違和感がありました。
青鬼の動きもかなりアクロバティックで、少しポカーンともしてしまいました。

ただCGはなかなかすごくて、青鬼のグラフィックについてはイメージのまんま。
ギョロっとしたつややかな目で瞬きされると、「青鬼だ!」と若干興奮。笑
そしてグロテスクなシーンが結構あります。心理的ホラーは好きだけどスプラッタは苦手という人は要注意。

ツッコミどころは多かったものの、B級映画好きとしては「ホラーをツッコミながら観る」という醍醐味を楽しめました。

ネタバレありの感想

以下、ネタバレありの感想です。

なんといっても卓郎のキャラが衝撃。いじめどころか、殺人も平気でして、笑っているなんて……
ゲームでは「実は卓郎が黒幕とかなんじゃないの?なんかこのタイミングで来るの怪しくない?」と途中で思わせて「最後までいいやつだった……疑ってごめん卓郎」と思うこともあったのですが、本作では最初の登場から純粋な悪。
私の中では「卓郎=いいやつ」だったから、この初登場で名前が出てきた時点で「あぁ、原作から思いっきり設定を変えてるんだな……」とちょっと寂しくなりました。

ゲームでメインだった「謎解き」の部分はほぼありません。
シュンくんが勝手に「次はここだ!」と移動して勝手に金庫あけてアイテム取って……ということをするので、サクサク進んでいきます。

全体的に突っ込みどころがとても多いです。
かなり惨たらしい死に方をした友人を見たら、ショックを受けたり逃げたりしてしまうと思うんですが、その隣に座わって2人でお喋り。なんだか妙に冷静。
青鬼アクロバティックすぎて移動スピードがえげつないのに、逃げられる人間のスピードにもびっくり。

青鬼の出番は少なめだったので、もうちょっと出て欲しかったかな。
上映時間が70分と短くサクサク進むため、遊園地のお化け屋敷気分で観ることができました。

本作、オチは二段階あります。
一つ目のオチ(実は死んでた)っていうのは結構序盤から察していました。
というのも2人で館に向かうシーンがあまりに唐突だし段ボールでかすぎだし、人と合流した後は杏奈ちゃん以外から無視されてるし名前も呼ばれないし。
二つ目のオチ(夢?時間が戻った?)は、「無かったことにするんかーい!」というある意味衝撃なオチ。
シュンくん生きてて良かったね、と思ったところで、画面にうつるNEXT STAGEの文字。これはVer2.0に続くことを示唆?

何にせよ、エンディングも突っ込んじゃいましたが、二人のことを考えるとそれはそれでハッピーエンド。
NEXT STAGEでは胸糞悪い最期を迎えないように、杏奈ちゃんにはとりあえず、シュンくんのメンテナンス作業を別の場所でやるように進言してあげてほしい。人間が一番怖い。

「青鬼」を視聴する

「青鬼」は動画配信サービスでも配信されています。

U-NEXT
hulu
FODプレミアム
TSUTAYA TV
Netflix

2021年8月23日現在、上記の表で「◯」がついたサービスで配信されていることを確認しています。

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映画情報

青鬼
初公開:2014年7月5日 
監督: 小林大介
国:日本
上映時間:1時間10分
配給:AMGエンタテインメント